STL
STLは単位情報が確実でない三角形データです。CADPropsはミリメートルとして扱います。
メッシュの測定値は近似値です。体積には閉じたメッシュが必要です。元のCADフィーチャー履歴は復元しません。
公開ファイルの実測
STLには標準の物理単位宣言がありません。CADPropsは単位のないSTL/OBJをミリメートルと仮定します。25.4倍の長さ誤差は面積645.16倍、体積16,387.064倍になります。表示単位変更と形状の拡大縮小は別です。体積には閉じた一貫したメッシュが必要で、値は近似です。
STLファイルを開く
- ビューアを開き、バイナリまたはASCIIの
.stlファイルを選択するか、ドロップします。 - サーバーでの処理を待ちます。表示と測定にアカウントは不要で、ゲストのファイルは一時保存です。
- プロパティで、X × Y × Zのバウンディングボックス、メッシュ体積(近似)、表面積を確認します。STLには必ず2件のジオメトリ警告が付きます。メッシュから求めた近似値であることと、単位が仮定であることです。
- ほかの数値を使う前に、分かっている寸法を1つ照合します。
STLファイルを開いて測定する方法では、バイナリとASCIIの構造と、boxサンプルでの2点間測定を説明しています。
メッシュ上で距離を測る

STLにはB-Repの面やエッジがないため、測定はメッシュそのものに対して行います。
- 距離 → 2点間:選んだ2点の直線距離と、そのΔX、ΔY、ΔZ成分を表示します。boxサンプルでは、縦のエッジの両端の角が30.0000 mmでした。
- 点の座標:選んだ点のX、Y、Z位置を読み取ります。
- 結果は測定一覧に追加され、CSVでダウンロードできます。長さの単位でmm、cm、m、µm、インチ、フィートを切り替えられます。
ピックは三角形の上に当たるため、距離はすべて近似値と表示されます。曲面では、ファセットの角と角の間をピックすると実寸よりわずかに短くなることがあります。エッジの長さ、穴の直径、選んだ面の面積にはB-Rep形状が必要です。これらは部品のSTEP出力をSTEPビューアで開いて測ってください。
数値を使う前に単位を確認する
STLには単位の項目がありません。CADPropsは座標をミリメートルとして読み、元の単位・計算方法・精度に「unspecified; assumed millimetres」(未指定、ミリメートルと仮定)と表示します。部品が25.4分の1の大きさなら、インチで出力されています。mmとinのボタンは表示を切り替えるだけで、メッシュは拡大縮小しません。確認方法と出力元での直し方はSTLに単位はある?をご覧ください。
体積や質量が利用できない場合
体積と質量には、三角形の向きがそろった閉じたメッシュが必要です。開いた縁、すき間、裏返ったファセットがあると、ゼロではなく「利用不可」になります。よくある原因はSTLの体積がゼロまたは表示されない理由にまとめています。体積が得られる場合、計算質量は選んだ密度を使います。密度はファイルから読み取りません。
STLファイルに固有の確認
- バイナリかASCIIか。 どちらも開けます。バイナリSTLのサイズは必ず84バイト+三角形1つにつき50バイトなので、この計算に合わないファイルは転送中に途切れた可能性があります。
- ファセットの細かさ。 粗い出力では円が多角形になり、測った寸法がずれます。弦高と角度の設定はSTLの出力設定で説明しています。
- 名前と色がない。 STLには部品名、アセンブリ構成、標準の色がないため、モデルは1つの本体として表示されます。
- CADファイルではない。 メッシュを正確な曲面に戻すことはできません。STEPを依頼すべき場面はSTEPとSTLの違いをご覧ください。
入力形式: STL
アップロード、表示、断面、計測、変換、書き出しの一般的な手順は 使い方 にまとめています。このページでは、このファイル形式に固有の内容を説明します。
CADPropsの実操作スクリーンショット
画像の操作画面は英語です。説明と手順は同じ操作に対応しています。

追加確認が必要な場合
閲覧はアカウントなしで開始できます。変換、アカウント保存、共有作成はログインが必要です。一時ファイルは表示された期限で失効します。サーバー処理と削除はプライバシー、数値利用は精度説明を確認してください。非表示、断面、分解で元の形状は変わりません。
関連する作業へ
元の記事: CADProps · https://www.cadprops.com/ja/tools/stl-viewer/