# STLファイルをオンラインで開いて測定する方法

バイナリまたはASCIIのSTLファイルをブラウザーで開き、2点間の距離を測って寸法、面積、体積を確認します。STLメッシュでCADファイルと比べて分かること、分からないことも説明します。

STLファイルは三角形メッシュです。平らな三角形を並べて、部品の表面を近似しています。CADやスライサーをインストールせずに測るには、[STLビューア](https://www.cadprops.com/ja/tools/stl-viewer/index.md)で開き、**プロパティ**でバウンディングボックスとメッシュ体積を読み、**測定**で2点を選んで距離を確認します。どの数値を使う前にも、分かっている寸法を1つ照合してください。STLファイルには、座標がミリメートルなのかインチなのかが書かれていないからです。

## STLファイルの中身

STLファイルが保存するのは三角形だけです。各三角形に法線ベクトルと3つの頂点があります。形式は2種類あります。[米国議会図書館のSTL形式の説明](https://www.loc.gov/preservation/digital/formats/fdd/fdd000504.shtml)

| 形式 | 見分け方 | 構造 |
|---|---|---|
| ASCII | テキストエディターで読める文字として開く | `solid`で始まり、三角形ごとに`facet normal`、`outer loop`、3行の`vertex`、`endloop`、`endfacet`を繰り返し、`endsolid`で終わる |
| バイナリ | エディターでは読めないバイト列になる | 80バイトのヘッダー、4バイトの三角形数、その後に三角形1つあたり50バイト。法線と3頂点の32ビット数値12個と、2バイトの属性欄 |

バイナリの三角形は1つ必ず50バイトなので、バイナリSTLのサイズは84 + 50 × *n*バイトです（*n*は三角形数）。[box.stlサンプル](https://www.cadprops.com/samples/box.stl)は684バイト、つまり84 + 50 × 12で、箱の各面に2つずつ、12個の三角形が入っています。サイズがこの式に合わないバイナリファイルは、途中で切れているか、普通のバイナリSTLではありません。

入っていないものも同じくらい重要です。STLには単位の項目がなく、色や材質を保存する標準の方法も、部品名やアセンブリ構成も、曲線もありません。円筒は平らなファセットの輪として保存され、穴はそのファセットに囲まれた空間にすぎません。

## STLファイルを開いて測る

1. 元の`.stl`ファイルは変更せずに保管します。
2. [STLビューア](https://www.cadprops.com/ja/tools/stl-viewer/index.md)を開き、ファイルを選択するかドロップします。処理はサーバーで行われます。表示と測定にアカウントは不要で、ゲストのファイルは一時保存です。
3. **プロパティ**で、バウンディングボックス、**メッシュ体積（近似）**、**表面積**、元の単位の行を確認します。
4. ほかの数値を使う前に、外形寸法の1つを信頼できる寸法と照合します。
5. **測定**をクリックし、**距離**、**2点間**の順に選んで、モデル上の2点をピックします。

<figure class="workflow-evidence"><img src="/assets/evidence/guides-2026-10-06/stl-file-properties-1440.webp" srcset="/assets/evidence/guides-2026-10-06/stl-file-properties-720.webp 720w, /assets/evidence/guides-2026-10-06/stl-file-properties-1440.webp 1440w" sizes="(max-width: 760px) 100vw, 920px" width="1440" height="1000" loading="lazy" alt="CADPropsのSTLビューアで開いたbox.stl：10 × 20 × 30 mm、メッシュ体積6,000 mm³、表面積2,200 mm²、元の単位は未指定でミリメートルと仮定"><figcaption>プロパティに表示されたbox.stl（画面は英語）：10 × 20 × 30 mm、近似のメッシュ体積6,000 mm³、表面積2,200 mm²。元の単位の行は「unspecified; assumed millimetres」（未指定、ミリメートルと仮定）です。</figcaption></figure>

パネルは結果を近似プレビューとして示し、ジオメトリ警告を2件表示します。どちらもすべてのSTLに当てはまります。値は正確なCAD形状ではなくメッシュから求めたもので、単位は仮定です。メッシュにはB-Repソリッドがないのでソリッド数は0ですが、閉じたメッシュには近似と明示した体積が付きます。

**計算質量**は、その体積に選んだ密度を掛けた値です。密度はファイルから読み取らず、スケールを確認してから初めて意味を持ちます。

## 2点間の距離を測る

<figure class="workflow-evidence"><img src="/assets/evidence/guides-2026-10-06/stl-file-distance-1440.webp" srcset="/assets/evidence/guides-2026-10-06/stl-file-distance-720.webp 720w, /assets/evidence/guides-2026-10-06/stl-file-distance-1440.webp 1440w" sizes="(max-width: 760px) 100vw, 920px" width="1440" height="1000" loading="lazy" alt="box.stlの2点間距離：近似距離30.0000 mm、ΔX 0、ΔY 0、ΔZ −30 mm。測定一覧とCSVダウンロードボタン"><figcaption>box.stlの縦のエッジの両端で2点を選んだ結果（画面は英語）：近似距離30.0000 mmと、そのΔX、ΔY、ΔZ成分。</figcaption></figure>

結果には直線距離と、そのX、Y、Z成分が表示されます。成分があるので、2点がきれいにそろっていなくても高さや幅を確認できます。各結果は**測定一覧**に追加されてCSVでダウンロードでき、**長さの単位**でファイルを変えずにセンチメートル、メートル、インチなどへ換算できます。

STLの距離が近似と表示されるのは、点がメッシュ上に当たるからです。平らな面やまっすぐなエッジでは、ほぼ正確です。曲面ではファセットが角を落としているため、ファセットの角と角の間をピックすると、丸いボスの差し渡しが実際の直径よりわずかに短く出ることがあります。出力が粗いほど差は大きくなります。弦高と角度の影響は[STLの出力設定](https://www.cadprops.com/guides/stl-export-settings/index.md)で説明しています。

STLで使える測定モードは**距離**（2点間）と**点の座標**です。エッジの長さ、穴・円の直径、面どうしの角度、選んだ面の面積にはB-Rep形状が必要なので、STEP、IGESなどのCAD入力では表示されますが、メッシュでは表示されません。

## 最初にスケールを確認する

STLファイルには単位がないため、`25`は25 mmかもしれず、25インチかもしれません。CADPropsは座標をミリメートルとして読み、そのことを**元の単位・計算方法・精度**に表示します。1インチと分かっている部分が1 mmと測れたら、ファイルはインチで出力されており、長さはすべて25.4分の1になっています。体積は25.4³、約16,387倍ずれます。

**mm**と**in**のボタンが変えるのは表示だけです。メッシュを拡大縮小しないので、誤った単位で出力されたファイルは直せません。確認と出力元での直し方は[STLに単位はある？](https://www.cadprops.com/ja/guides/stl-files-have-units/index.md)で説明しています。

## 体積が表示されないとき

体積には、三角形の向きがそろった閉じたメッシュが必要です。穴、すき間、裏返ったファセットがあると、CADPropsは体積と質量をゼロにしたりバウンディングボックスから推定したりせず、「利用不可」と表示します。よくある原因は[STLの体積がゼロまたは表示されない理由](https://www.cadprops.com/ja/guides/why-stl-volume-is-zero/index.md)に、「閉じている」の実際の意味は[ウォータータイトなメッシュ](https://www.cadprops.com/guides/watertight-cad-mesh/index.md)にまとめています。

## STLとCADファイルの違い

サプライヤー、造形業者、顧客から届くのがSTLだけ、ということはよくあります。多くの確認にはそれで足りますが、STEPやネイティブCADファイルとは種類の違うデータです。

| 確認したいこと | STLメッシュ | STEPなどのCADファイル |
|---|---|---|
| 外形寸法 | 単位を確認すれば可能 | 可能。単位はファイルから読む |
| 2点間の距離 | 近似 | ピックした点は近似、対応するエッジは正確 |
| 穴の直径 | ファセットの点から推定するだけ | 円筒面から読み取る |
| 体積と質量 | 近似、閉じたメッシュのみ | 有効な閉じたソリッドから |
| 部品名とアセンブリ | なし | 出力内容によっては多くの場合あり |
| 編集できるフィーチャー | なし | STEPにはなし。ネイティブCADファイルのみ |

正確な穴径、図面と照らした公差の確認、アセンブリ構成が必要なときは、送り手にSTEPを依頼してください。2つの形式の詳しい比較は[STEPとSTLの違い](https://www.cadprops.com/ja/guides/step-vs-stl/index.md)にあります。メッシュは元のCAD曲面に戻せないため、STLをSTEPに変換しても正確な形状は戻りません。

## 変換と共有

ほかのプログラムがOBJを必要とする場合は、[STLからOBJへ](https://www.cadprops.com/ja/tools/stl-to-obj/index.md)で変換し、結果を開き直して元の寸法と比べてください。どちらもメッシュなので、変換で精度は変わりません。各メッシュ形式とその単位の扱いは[メッシュ形式のまとめ](https://www.cadprops.com/mesh-formats/index.md)にあります。

HTML page: https://www.cadprops.com/ja/guides/open-stl-file-and-measure/
